繊維筋痛症を疑い医療機関にかかるなら、
専門医のいる医療機関を受診しましょう。
一般には、自己免疫系のリウマチ内科などを持っているところがよいですが、
なければ、懸かり付けの内科、整形外科で相談してみましょう。
繊維筋痛症の診断は、
問診と触診、
ほかの病気の有無を調べるための鑑別診断を行ったうえで、
総合的に行われます。
問診では、痛みの特徴と、
疲労感や起床時の不快感、
物忘れや集中力の低下などの「精神症状(認知症状)」、
頭痛、腹痛、めまい、食欲の低下、睡眠障害などの「身体症状」を調べ、
点数化して、診断します。
触診では、全身の圧痛点を指で押し、
痛みの範囲や程度、性質などを調べます。
(全身18箇所の圧痛点)
鑑別診断では、
血液や尿の検査、画像検査から、
関節リウマチ、骨や筋肉の異常、悪性腫瘍など、
ほかの病気が隠れていないかを調べます。