繊維筋痛症とは
繊維筋痛症とは、全身に慢性的な激しい痛みが出る病気です。
日本では、10年位前から一般的に知られるようになって来ましたが、
未だに、幾つも病院などを回ってやっと判明するというケースもあるようです。
日本では推定200万人もの患者さんがいるとされていますが、
その8割から9割が女性であり、幅広い年代の人に発症しています。
痛みの原因は十分には判っておらず、
筋肉の痙攣によっておこる酸素不足や、
代謝障害などが関係して痛みが発生し、
中枢神経系の感受性が高まり、
慢性化していると考えれています。
痛みは、骨格筋、内臓の筋肉など、
筋肉のある部位にすべて生じる可能性があります。
そして、適切な治療を受けなければ、
痛みが慢性化し、何年も続くこととなります。
繊維筋痛症の症状は、突然起きるのが特徴です。
朝起きたとき急に痛むなど、突発的に発症します。
発症にはストレスが関係すると考えられており、
けが、事故、手術、過剰な運動、妊娠、出産、過労、病気など
体や筋肉に負担をかけることがあげられます。
また、心因的なストレスとしては、
人間関係、仕事、職場、介護、離婚、
大切な人との死別や離別などがあげられます。