間接リウマチは進行性の病気のため、
早い段階で治療を受けることが重要です。
そのためにも、まずは炎症によって生じる初期の異変に気づくことが大切です。
関節リウマチの症状は、
手や足などの末梢の関節から現れることが多いとされます。
特に手に現れるこわばり、腫れなどは症状の特徴があります。
朝の手のこわばり
・ 朝一番に手を使ったとき、動かしにくい、動きがぎこちないなど
いつもと違う感覚があり、それがしばらく続くことがある。
これは、前日手を使いすぎたなどの、
原因がはっきりと思い当たる場合は問題ありませんが、
心当たりがないときは要注意です。
朝の手のこわばりが、5分から10分ほどで消える場合は
変形性関節症などの他の疾患でも見られますが、
1時間以上も続く場合は、関節リウマチの疑いが強くなります。
関節の腫れ
・ 指の第2関節、第3関節や、手首の関節が腫れる。
・ 腫れが左右対称に現れる。
・ はれた部分が柔らかくてぶよぶよする
指の腫れは変形性関節症でも見れますが、
変形性関節症の場合は、第1関節に生じるケースが多く、
腫れた部分が骨のように硬くなるのが特徴です。
関節の痛み
・ じっとしていても痛む
関節リウマチの場合は、
何もしなくても痛む自発痛であることが特徴です。
肩、肘、膝などの大きな関節が痛み、異変に気づくこともあります。
関節痛を伴う病気はたくさんありますが、
関節が腫れて熱を持っているような場合は、
関節リウマチを疑うことも必要です。
ちょっとした異変も2週間以上続く場合は
医療機関を受診するようにしましょう。